防水技術で社会に貢献、住友ベークライトグループ 住ベシート防水株式会社

Environmental efforts

customer's voice 「設計の立場からみた環境と防水」

『防水から環境を考える』われわれ住べシート防水は、これからの製品作りや技術の向上をはかるため、要望やアドバイスをいただきにお客様を訪問しています。今回は環境に配慮して建築を手掛けている「NTTファシリティーズ株式会社」です。

現在の建築業界の動向は。

「建築の役割は、ますます投資対象へと移行しています。以前は、施主の思い入れや、何かしらのしがらみといった動機で建てられるケースも少なくなかった。いまやそんなケースはほとんどなくなりました。完全にビジネスの手段になってきていますね。つまり利益回収を見込めない建築が成り立たない土壌が醸成されつつある。ゆえに施主はひじょうにシビアになっているんです。ともなって建築における環境意識が、施主も施工者も高まっている傾向があります。ただし意識は高まっているけれど、とくに施主にとって建築は投資対象ですから、環境に寄与するためだけにお金をかけるのは乗り気になれないのが現実のようです。環境というキャッチフレーズにどれだけ投資すれば、どれほどコストダウンにつながるかをドライに計算されるわけです。環境という理想上の名目に、闇雲にお金を出す時代は終わったのだと思いますね」

環境という理想上の名目に、闇雲にお金を出す時代は終わったのだと思いますね

インタビューイ
NTTファシリティーズ株式会社
建築デザイン部 設計部長 河村大助

環境と防水の可能性。

数値化できる性能のあるなしがカギになるでしょう

「5年前の状況から考えると、環境意識の高まりは飛躍的だといえます。住べシート防水さんがキーワードにされている『防水から環境を考える』というのは、これからはひじょうに重要な意味を占めてくるはずです。建築にとって防水は、非常にベーシックで、なくてはならない性能ですから。しかし環境と防水を結びつけながら、施主や施工者へうったえかけるなら、いかに数値化できる付加価値を持たせるかがカギになるでしょう。これだけ熱負荷の低減に貢献しますとか。いちばんいいのは金額という数字が如実に出せればいいですけれど。要するにコストダウンにつながる性能(笑)。ただいっぽうで『CASBEE(建築物総合環境性能システム)』という評価軸がきちんとあって、ご存じのとおり5段階評価なのですが、施主によってはCASBEEの最高評価をのぞんで依頼される場合もあります。コストだけではないケースもあるわけです。けれども防水のスペックは評価軸には表れてこない。評価軸の中には、長寿命化というエレメントが設けられていて、その中に防水という要素は当然含まれているべきなのですが、いまは指標としては表れていないのが現状です。それほど『当然の性能』として扱われているスペックなわけです。だから環境と防水を謳うとなると、数値化できる環境性能のあるなしがカギになるでしょう。」

インタビューイ
NTTファシリティーズ株式会社
建築デザイン部 設計部長 河村大助

遮熱(高反射)技術への要望。

建物内に熱を入れない遮熱という性能が要求されているんです。

「住べシート防水さんの『太陽熱高反射防水シート』は、これからますます注目されると思います。いまの建築界の大きなテーマは、いかに空調負荷を低減させるかなんです。日本のオフィスは3シーズンにわたって冷房を使っていますからね。建物内に熱を入れない遮熱という性能が要求されているんです。防水というスペックにオンしていくのは正解でしょう。これもまた空調のランニングコストがこれだけ落ちます、といえるといいですけれど。どうしても繰り返しになってしまいますが、お客様にとってのベネフィットが売りになる時代なんです。もうひとつ望むとすれば、再帰反射(入射光と同じ角度で反射させる)機能を付与していただければ完璧ですね。さすがの住べさんもそこまでは至っていないようですので、今後はぜひとも。とりわけ東京は屋根が見えるところがたくさんありますし、周囲に建物が多いので、光の返しどころによっては苦情を生じかねない。光害のパラメータもCASBEEにあるので、そこはこれからの新しいポイントになってくると思います」

防水メーカーに期待すること。

「どの防水メーカーも10年保証を謳っていますが、高耐久をアピールするのであれば『20年保証』といった数字に表さなければ受け入れられないないでしょう。むずかしいのかもしれませんが、住べさんだけ20年にしますと明言されれば、ぐっとシェアはアップするのでは。われわれのお客様は、いつも見える数字を欲しがります。ただお客様にとってのベネフィットを提案できれば、意外にイニシャルコストについては厳しくない。そこは最初に予算を組めばいいわけですから。でもその代わりランニングコストにはシビアです。後からボディブローのように効いてきますからね。それだけにメンテアビリティや更新スパンの延長、つまりは高耐久化に伴う保証期間の延長を期待したいですね。保証期間20年、30年と言ってくだされば、防水メーカーに期待すること。それはとても大きなブレイクスルーになるでしょう。 地味そうですが最もパンチのある数字がそれかもしれません。なにか目に見える数字がないと、お客様は食いつきが悪い、というか食いついてくれないのが現在の建築事情なんです。要望ばかりを述べましたが、住べシート防水さんには、これからもさまざまな期待をしてやみません」

取材協力:NTTファシリティーズ株式会社(http://www.ntt-f.co.jp/

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